IT業界のトレンドを読み解く

最近のIT関係のニュースやトレンドを見ていると、やはりタブレットやスマートフォンに関する話題が多く存在します。まずスマートフォンに関しては、それに搭載されるOSで新しいものが発表され、それぞれが通信事業者の支持を得て、端末の開発を進めるといったものになります。
この分野ではOSは2つに絞られていましたが、どうしても通信事業者側の利益にはつながりにくいものがありました。これが新しいOSだと通信事業者の新しいビジネスにつながりやすいことを念頭に作られていて、大変興味を引いているのです。

次にタブレットの世界では、今まで大きなシェアを取っていたメーカーが、各社からの追い上げのため、シェアを落としつつ、他社の機器の追随をし始めています。また新しいOSで強力にアピールしている会社も出てきています。これらは特に電気店などの再販業者とタッグを組んで、強力に販売を展開していくことになり、大きなシェアをとっていた会社からみれば、大きな脅威になっています。
このようにスマートフォンやタブレットの世界は、まだまだ競争が激しいということを証明するニュースが多く、こういった内容が大きなトレンドとなっているのです。

IT関係のニュースで気になったものですが、北米でネットワークを利用してテキストから映像、画像、音声など複数の形式のデータをメモしてひとつに保存しておくことができるクラウドサービスの企業の約5000万人分のIDとパスワードがハッキングされたという事件が報じられました。
今、こうしたネットワーク上のスペースに様々なものをしまっておけるクラウドサービスが大流行していますが、こうして無料で使えるサービスもハッキングですべてを盗まれてしまっては何の意味もありません。

クラウドサービスは自分のパソコンやデバイスのハードディスクではなく、ネットワーク上のディスクに様々なものを保存して利用できる実に便利なサービスで今や大きなトレンドとなっていますが、磐石のセキュリティがあってはじめて成立するサービスであり、今回起きたように5000万人のIDとパスワードが一瞬でハッキングされるといった事態になると、ほとんど安心して使うことができないサービスになってしまいます。今後どう安全を担保していくのか、こうしたサービスプレーヤーに大きな試練がのりかかります。